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「三木レポート」
三木将さん(無し):2014年8月~9月

8月頭より、ここチャイルドドクターにて
スポンサーシップチームにてボランティアとして
お世話になることになりました三木です。

6年前、学生時代にナイロビの孤児院で
7か月ほどボランティアをし、
大学卒業後は一般企業に就職し、
ケニアとは縁のない日々を過ごしていました。

社会人として年月が経つに連れ、
学生時代に思い描いていた
「ケニアに関わる仕事がしたい」と言う思いが
強くなり、思い切って会社を辞め、
再びナイロビへ行くことにしました。

以前ナイロビでボランティアをしていた際に
知り合った方がチャイルドドクターに勤めていましたので
彼女を通じ受け入れていただく事になりました。

語学力等、色々と至らぬことが多いですが、
スタッフの皆さんとの交流を図り、
様々なことを学び吸収し、
自分自身の今後につなげていきたいと思います。
よろしくお願いします。

三木将(マシャリア)

※マサル→マシャル→マシャリア
 ケニアのキクユ族の名前をつけてもらいました。

スラムの家は、
窓があったとしても小さい窓が一つぐらいしかなく、
狭い室内に仕切りとしての布がたくさん吊るしてあり、
周囲の建物も密集していて
湿気がこもりやすい作りになっています。

そのため家によっては、
長居出来ないほど非常にかび臭い家もあります。
カビはアレルギー等様々な疾患の元にもなりますし、
元々病気を抱えている人にとっては
良い環境とは言えませんが、
皆カビを気にしていないようです。

只でさえ湿気のこもった家の中で、
吊るされた布で囲われたベッドで眠っている現状は、
病気をさらに悪化させることもあるかもしれません。

治安が悪いので
窓を開けっぱなしにすることは出来ず、
家の構造上空気が流れにくく、
カビが発生しやすい状況は仕方ないのですが、
「換気」という考えもあまり無いようです。
ただ、現状のまま湿気を減らす方法はありますので、
少しでも「カビは健康に害」ということを
人々に知ってもらうため、
英語とスワヒリ語のメッセージと
換気方法について絵で表し、
啓発のためのポスターを作製しました。

換気方法としては、
・朝起きたら窓を開ける
・室内に濡れた服を置かない
・室内の水には蓋をする
・カーペットは定期的に洗って外で干す

どれも日本では当たり前のことで、
たいしたことは書いていませんが、
スラムの家では当たり前にはなっていません。

完成したポスターはクリニックの待合スペースの壁に貼りました。
何人の人が目にしてくれるかは分かりませんが、
少しでも認識が広まることを期待しています。

三木将(マシャリア)

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